eringoの日記

かぞくのこと、いろいろ

家族で温泉

昨日、2度目の投薬の点滴をし、今のところは副作用もなく、順調なようだ。

 

ところで、数年前、父から、「すかゆ温泉連れてってくれないか」と言われたことがあった。

 

「なんじゃそりゃ???」と思ったら、母が、「だいぶまえに行った事あるんだよ。」

「気に入ってたみたいで、もう一度行きたいと思ってるのかな」と言っていた。

 

青森県にある、湯治で有名な温泉「酸ヶ湯温泉」のことだった。

 

ところが、である。

 

東京からでも新幹線で「新青森」駅まで行き、そこから路線バスか酸ヶ湯温泉の送迎バスに乗らないといけないし、札幌からなら、電車に乗っているだけで5時間以上かかるのだ。

 

アクセス悪い上に、宿泊もめちゃくちゃ高いわけでもないが、安くもない。

 

また、別のときに、「家族みんながまだ元気なうちに、一度みんなでどこか旅行とか行きたいね」と妹かな?誰かから言われたことがあった。

 

そうだなあ、いつか行きたいね、と言いつつ、そんなときけっこう私の財布をあてにされる場合が多く、両親2人+私含め兄弟3人+私の子供2人だと、7人分となる。

 

金額のこともあるし、大人数なので、じゃあ、いつにする?となると、日程決めてGO!となるにはよほどの統率力で決めていかなければならない、などハードルも高く、ずるずると年月だけが過ぎていた。

 

しかし、先日の、父のがん発覚から、化学療法が効くか効かないかに関わらず、行くなら今しかない、という状況になってしまった。

 

本格的に体調が悪くなってしまっては、温泉で療養するどころではなくなってしまう。

 

父に、今のうちやっておきたいことはあるか聞いてみたが「別にない」と回答するも、「温泉なんかどう?」と聞いたら、「ああ、温泉なら行ってみたいかなあ」と答えた。

さらに、「前に酸ヶ湯行きたいって言ってたじゃない?今も行きたい?」と聞くと、「酸ヶ湯なあ~、行きたいなあ」とつぶやいたのだ。

 

幸いにも、私の子供たちは二人とも成人して数年を経ていて、自分の分は出してくれそうだし、自分の分以上に出すと言ってくれている。

 

慌てて私は旅行の計画をたてた。

 

ちょうど、「じゃらん」セール期間が迫っていたため、まずはクーポンを取得して使える日を待った。

しかし、ちょうどクーポン予約開始日が父の受診日だったため、10時にはまだ医師の診察に呼ばれておらず、日程が決められなかった。

 

診察で、父の病状や化学療法の計画を説明していただき、その説明が終わった最後に、「あの…家族で温泉とか行ける時間はあるでしょうか」と尋ねたら、「ああ、良いと思いますよ。そうですね、今もう行けそうな日程決めちゃいましょうか」となり、投薬と休薬の期間や回数から、概ねこの時期なら退院して家にいてよさそうだ、という日程を教えていただいた。

 

診察後すぐに予約をしたが、最高額のクーポン2万円クーポンは先着予約数が使われており、7名全員をいっぺんに予約するのをやめて、4人分予約で1万円クーポン、3人分予約で7,000円クーポンをそれぞれ使い、合計17,000円引きにしたのは、我ながらよくやったと自分で自分を褒めた。

 

もちろん、2か月ほど先の話なので、温泉の予約をしたところで、その時体調がどうなっているのかはわからない。

 

母も、昨年末に心筋梗塞で緊急入院をしており、こちらも爆弾を抱えているような状況でもある。

 

けれど、迷っているうちに時間はどんどん過ぎていく。

酸ヶ湯は大きな温泉だが、7人もの人数の部屋を確保するのも、日程が迫ればとりにくくなってくるはずだ。

 

さらに、昨今の温暖化を考えると、病人連れて真夏の旅行は辛そうでもある。

 

そんなこんなで、とりあえず決行することにした。